「防災は社会を明るくする!」
 ”災害”は、生活の全てに影響を及ぼします。
 ”防災”は、それらの影響を防ぎ、軽減するために行う営みです。
 つまり、”防災”は、生活の全てに対して行います。
 発想を変えれば、”防災”は生活の全てを豊かに、そして、明るくするチャンスを持っているということです。

2015年9月29日火曜日

教えて!!「無理をしない防災」ってな~に!?



こんばんは。「無理をしない防災」をご提案する、
防災アドバイザーの小野修平です。


最初のうちは、慣れるためにも、毎日ブログを更新しようと思い、
今日で【4日目】を迎えました!(3日坊主は避けられました!!!)


さて、今日は、私が提案する「無理をしない防災」について、
簡単にお話したいと思います。


****


私はこれまでも、子供や地域住民を中心に、防災対策を呼び掛けてきましたが、
その中で、大人の方々がお持ちの悩みには、共通性があることに気が付きました。

悩み① 防災対策の方法(=やり方)がわからない。


まず、多くの方が最初にぶち当たる壁は、

「防災対策と言っても、何から手を付けていいかわからない…」
「防災対策って、何をすれば良いの?」

と言うように、あらゆる防災対策の中で、”何を”、”どのように優先順位を付けて”、
対策を進めていけば良いのかがわからないということです。


また、まだまだ防災対策としては不十分なのにも関わらず、

「うちは、水をたくさん買ったのよ!」

などと自信を持って言われるなど、不足していることに気が付かず、現状で満足して
しまう方も中にはいらっしゃいます。


悩み② 防災対策に手が回らない。


次に、皆さんが直面する課題として、どのような対策をすべきかが
わかっているのにも関わらず、

「防災対策の必要性はわかっているけど、忙しくて…」

と、日常生活の忙しさに追われ、後回しになってしまうのです。


悩み③ 防災対策が長続きしない。


続いての悩みとして、

「たまに思い出したようにやるけど、いつの間にかそのままに…」

ということで、ニュースなどで災害や防災の報道が盛んに行われると、
少しは防災対策を見つめ直し、やってはみるものの、長続きせず、
いつの間にか放置されているような状況に陥ります。

そして、この時に食料や水の消費期限が切れていたり、
懐中電灯の電池が無くなり、使えない状態になっているのに気が付くのです。

まあ、平常時に気が付いただけ、マシではありますが…


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さて、皆さんの悩みをまとめると、、、


(悩み①)防災対策として、何をしたら良いかわからず、
(悩み②)わかったとしても、日常生活に精一杯で手が回らず、
(悩み③)つい、一過性の対策で終わってしまう


ということです。


私は、こういう方々が無防備のまま、地震や火山の噴火などが起こり、
災害に巻き込まれてしまうのを何とか避けられないか、と考えました。


そして、めでたく、答えを見つけたのです。


その答えというのが、「無理をしない防災」なのです。


極論を言えば、日常生活が忙しいのにも関わらず、長続きもしないような方法で、
大きな負担をかけ、防災が嫌いになるような防災対策はしなくて結構だと思います。
やるのであれば、長続きする方法でやりましょう!!


そして、日常生活も忙しいのであれば、少しでも日常生活すらも楽にできたら
これほど嬉しいことはありませんよね。


つまり、「無理をしない防災」とは、


日常生活を少し変えることで、日常生活も豊かになるとともに、
災害時にも役立つ生活に変化させる


ということが鍵なのです。


では、実際に、どのように日常生活を変化させれば、災害時にも役立つのか。


気になるところだと思いますが…またのお楽しみで♪


                                防災アドバイザー 小野修平

2015年9月28日月曜日

【防災クイズ】地震だ!机の下に潜るのは、正しい?間違い?



こんばんは。防災アドバイザーの小野修平です。


今日は、【防災クイズ】の第1弾ということで、
Twitterと連携した企画を行いました!


もし、このブログをご覧の方で、「Twitterをフォローしていないよ~」
という方がいたら、防災の耳より情報などもツイートしていくので、
フォローしていただけると嬉しいですヾ(´ω`)ノ


→Twitterアカウント「@jyojibousailabo」をフォロー♪


さて、記念すべき第1回の問題は、


地震が発生しました。正しい行動は[机の下に潜る]である。


この行動、思わず「正しい(〇)」と答えたくなる方も多いのですが、
実は、地震発生時の身の守り方としては、「間違い(×)」なのです。


先に断っておきますが、もちろん、机の下で身の安全を図ることが、
その時のベストである場合もあります。

しかし、必ずしも、「机の下に潜る」がベストではない、ということを、
私達は把握しておかなければいけません!!


(1)建物倒壊の危険性


まずは、今から20年前の”阪神・淡路大震災”を振り返ってみましょう。


”阪神・淡路大震災”では、新耐震基準が適用される前の
1981年以前に建てられた木造住宅を中心に大きな被害があり、
亡くなった方の8割以上が、家屋倒壊による圧死が原因で亡くなりました。


また、1982年以降に建てられた新耐震基準の建物であっても、
「絶対に倒壊しない」という保証はないとされています。
もちろん、最初の揺れ(=本震)で倒壊しなかったとしても、
その後の度重なる揺れ(=余震)で倒壊する可能性だってあるのです。


さらに、木造住宅とマンションでも倒壊のリスクというのは異なりますから、
自宅がどういう建物で、いつ建てられたのか、が非常に重要なのです。


もし、建物が倒壊してしまったら、机ごと潰される可能性だってありますし、
運良く、机に守られたとしても、救助されるまでに火災に巻き込まれたり、
力尽きることだって、可能性はゼロではありませんよね。


新耐震基準などについては、後日解説したいと思います。


(2)机の材質


次に、机自体の問題を考えてみましょう。


最近は、デザインに富んだオシャレな机が増えていますよね。
私は家具を見るのが趣味の一つなので、オシャレな机に憧れます。


しかし…、
ガラスの机の下に潜りますか?
薄っぺらい木材でできた机の下に潜りますか?


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以上のことから、地震が発生した時の正しい行動を考えてみましょう。


大前提は、地震が起きたら、”身の安全を図る”ことを最大限考えましょう!


もちろん、大きな揺れで身動きが取れず、近くに机がある場合などは、
少しでも頭を守った方がいいので、机の下に潜りましょう。


一方で、木造住宅などで家屋の倒壊の危険性がある場合は、
玄関などすぐに逃げ出せる場所の方が安心かもしれません。
(※その代わり、玄関に危険な物がたくさんあるようではダメですよ~)


そもそも、机の下に潜るというのは、皆さんが子供時代に避難訓練を
何度も繰り返し、取り組んできた成果だと思います。


学校の建物は鉄筋コンクリートで造られていることが多いので、
大きく倒壊することは少ないでしょう。(※ゼロとは言い切れませんが…)


しかし、学校では天井材や蛍光灯、窓ガラスなどで怪我をする可能性があるため、
机の下に潜るということを大前提としています。


一方で、地震が発生した時、必ず机があるとも限らないわけなので、
机が無い場所でも身を守ることができるようにしておく必要がありますね。


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さて、話を整理しておきます。


まずは、お住まいの建物がどういう建物なのか、そして、いつ建てられたのかを
きちんと把握しておきましょう。


その上で、倒壊のリスクが高い建物で地震に遭遇した場合、出来るならば、
玄関や屋外に移動した方が助かる確率が上がる場合があります。
その際、慌てた行動は、怪我の元にもなりますから、日頃から安全な空間づくりを
するとともに、揺れが来たら、落ち着いて行動するようにしましょう。


もし、移動することが困難だったり、すぐに身近な机の下で身の安全を
図った方がいい場合は、机の下に潜りましょう。


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今日はここまで。


ちなみに、机の下でどうやって身を守るのか
そして、机が無い場所でどうやって身を守るのか
また、次の機会でご紹介していきたいと思います。


                                   防災アドバイザー 小野修平


2015年9月27日日曜日

御嶽山の噴火から1年…多くの犠牲を無駄にしないために。



こんにちは。防災アドバイザーの小野修平です。


さて、今日は、「9月27日」ですが、ちょうど1年前の今日、
御嶽山(岐阜県・長野県)が噴火しました。今日は、その話をしたいと思います。


死者・行方不明者合わせて、63名の方が犠牲になったわけですが、
まずは、亡くなった方にご冥福をお祈りするとともに、
ご遺族の方々に心よりお見舞い申し上げます。


この御嶽山の噴火は、戦後最大の犠牲を出した火山災害として、
テレビや新聞で盛んに取り上げられていますが、
私にとっても、大きな意味を持つ災害でもあります。


思い返すと、去年のこの日は、小学校の運動会の手伝いがあり、
終わってから携帯のニュースを見ると、御嶽山が噴火したというニュースが。


もともと、防災教育に興味があり、毎月のように子供達の前で、
防災に関する実験を見せ、身の守り方などを教えていた私は、
ちょうどこの噴火の6日前にも、火山の噴火実験を行いました。


そこでは、火山の噴火の様子を説明するとともに、
「火山は噴火する前に兆候があるから、噴火する前に避難しよう!」
ということを教えました。


だからこそ、噴火を知った時は、衝撃でした。


兆候はあったのか?避難の呼び掛けはあったのか?
(それと合わせて、子供達に教えていたことは、正しかったのか!?ということも気になりました。)


”マグマの動きを示す、火山性微動の観測がなかったため、警戒レベルの
引き上げは行わなかった” というのが、気象庁の見解です。
(※今回は、火山のメカニズムを解説するわけではないので、詳細は割愛します。)


少し踏み込むと、普段とは違う現象が起きていたのは確かですが、
それが噴火に繋がるのかどうか、という判断はできなかったということです。


つまり、”(普段とは異なる)兆候はあったものの、避難は促されなかった”
これが、御嶽山噴火の実情です。


ですから、当時は、当たり前のように、
「火山は噴火する前に兆候があるから、噴火する前に避難しよう!」
と教えていましたが、現代の科学では限界があり、必ず噴火するという
兆候が捉えられ、さらに、適切に避難を促す呼びかけがあるとは限らない
ということを、身をもって感じたわけです。


そして、この災害のことを調べていて、もう1つ、衝撃的な事実を
知ることになるのです。


それは、噴火した際に、身の守り方を全員が知っていれば、
ひょっとしたら、被害者が出なかったのではないか、ということです。


噴石は噴火の勢いで飛びますが、それが地上に落ちてくるまでに
多少の時間があります。そして、もちろん場所や噴石の大きさにもよりますが、
今回の噴火では、”40秒程度”の時間はあったのではないか、ということです。


つまり、噴石が落ちてくるまでに避難すれば、助かったかもしれないのです。
(※実際、噴火した付近には、多くの避難小屋があります。)


しかし、助かった人と助からなかった人を分けたのは、
噴火後、避難をしたか、避難をしなかったのか、ということです。


実際、亡くなった方のカメラには写真が残っていたりなど、噴火後にその様子を
写真に撮ったり、眺めたりしてしまった方が大多数のようです。
また、噴火に驚き、何が起こったのかもわからず、立ち尽くしてしまった方も
少なからずいたようです。


私は、防災教育の必要性を感じてはいたものの、
そこまで本腰を入れていたわけではなかったので、
自分の中途半端に気づかされ、反省する災害でした。


多くの犠牲になった悲しい災害ですが、その一方で、
 犠牲を無駄にしないために、
  しっかりと災害の教訓を生かし、
   多くの人に伝えていかなければいけない
と思います。


改めて、亡くなったからに哀悼の意を表します。
そして、必ず、教訓を多くの人に伝えていきます。


                                防災アドバイザー 小野修平




2015年9月26日土曜日

ブログ初投稿!来年1月の開業目指して準備中♪



はじめまして。小野修平と申します。


来年1月に、防災のコンサルタントとして開業予定で、
現在、その準備を進めていますが、今日はブログを開設し、
記念の初投稿です!とても、嬉しいですね(^^♪


「どんな仕事をするのか。」


「なぜ、その仕事をするのか。」


「小野修平とは、どんな人物なのか。」


などなど、


気になることもたくさんあるでしょうけど、
まあ、その辺りは、後々の更新でゆっくりと
お話していこうと思います。


開業準備の様子なんかも紹介していきながら、
少しずつ、皆さんに愛されるブログになっていけば
嬉しいですね。


最後に一言。


”防災は、社会を必ず明るくします”


このモットーを胸に、これから頑張っていこうと思うので、
皆さん、よろしくお願いします!!!!!!


では、今日はこの辺で。


                      防災アドバイザー 小野修平