「防災は社会を明るくする!」
 ”災害”は、生活の全てに影響を及ぼします。
 ”防災”は、それらの影響を防ぎ、軽減するために行う営みです。
 つまり、”防災”は、生活の全てに対して行います。
 発想を変えれば、”防災”は生活の全てを豊かに、そして、明るくするチャンスを持っているということです。

2016年10月28日金曜日

中学生と一緒に「空き缶ごはん」を作ってみました!



明日は小学校にて200人以上の前での講演を控えており、
何だか一日中ソワソワしております、防災アドバイザーの
小野です。


昨日のことですが、中学校2年生の男の子達と一緒に
「空き缶ごはん」を作りました。


「空き缶ごはん」というのは、空き缶を2つ使って、
1つはかまど、1つは窯として、それらを2つ上下に重ね、
ごはんを炊くものです。


実は、12月10日(土)に西東京市谷戸公民館にて、
子ども向け防災講座のプログラムとして、災害時に
お米を炊く方法を学ぼう、という内容の講座を担当します。


(おそらく、来週あたりには、西東京市内全世帯に
市報と一緒に「公民館だより」が届きますので、
西東京市にお住まいの方はそちらをご覧ください)


12月の講座では、「空き缶ごはん」と「ポリ袋炊飯」を
子供達に体験させようと思います。


実際、災害時に「空き缶ごはん」を作ることは難しいですが、
この体験を通して気づかせたいのは、 「実はいろいろな
方法でお米を炊くことができる」 ということです。


防災訓練に参加すると、水やお湯を入れるだけで食べられる
「アルファ米」がよくつかわれますが、なぜ、「災害時のお米=
アルファ米」なのかが心の底からの疑問です。


停電していれば炊飯器が使えませんが、カセットコンロで
鍋を使って炊けばいいですし、今度の講座でも実践する
「ポリ袋炊飯」は省エネです。


また、停電が復旧すれば、通常どおり炊飯器を使えばいいですし、
サトウのごはんのようなものをレンジでチンして食べることだって
可能なんです。


アルファ米を作りために、わざわざお湯を沸かすならば、
普通に鍋でお米を炊けばいい、私は、そう思います。


昨日は、そんな雑談をしながら、中学生の男の子たちと一緒に
空き缶ごはんを作ってみました。(彼らは、谷戸公民館に
職場体験として来ており、私の講座のチラシを印刷して、配布したり、
ということをやってくれたので、その一環で、デモンストレーションも
兼ねて、中学生と一緒に空き缶ごはんを作ってみたわけです)






・・・が、しかし。
某ビールメーカーのある銘柄の空き缶が不向きだということが
わかり、過去に例を見ない失敗率。まぁ、かろうじて1缶だけ
うまくできたので、中学生達には完成品を食べてもらえたのですが、
大きな反省を得ることになってしまいました。


まあ、それでも、中学生達には、いろんな方法でお米が炊ける、
ということに気が付いてもらえましたし、1合のお米を炊くのに
必要な水の量も覚えて帰ってもらいました。満足、満足!


12月の講座に向け、空き缶の向き、不向きを研究することに
なりそうですが、充実した講座になるよう、準備を行っていきたいと
思います♪


(その前に、明日の講演を乗り越えなければ・・・)


防災アドバイザー 小野修平



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