皆様、こんばんは。
防災アドバイザーの小野修平です。
マンション自治会から、防災コンサルタントの依頼があった関係で、インプットのために、マンションにおける防災対策の本を読み直しているんですが……
その本の「はじめに」の冒頭に、『日本は災害列島』というタイトルが付けられ、我が国は世界と比較して、地震が多いということが書かれていました。
たしかに日本は世界と比べて地震が多いのは確かなので、話の内容については問題ないのですが、『日本は災害列島』というタイトルに対して、疑問というか、何とも言えない感情を抱きます。
この言葉は、防災の書籍やマニュアル、リーフレットなどを読んでみると、よく書かれていますね。
でも、もちろん地震や火山噴火は「自然現象」なので防ぐことはできませんが、それに伴って発生する「災害」は備えをしていれば、ある程度は防げます。
しかし、日本は社会が急速に発展してきた中で、防災対策が追い付いていないのが現状です。
過去の災害で教訓が得られているのにも関わらず、それが他の地域に波及していかないんです。
だから、同じような被害がまたどこかで起きてしまうのでしょう。
そう考えれば、確かに日本は『災害列島』なのかもしれません。
しかし、教訓はたくさん得られているのですから、それを色んな地域で生かし、これまで以上に本気を出して防災対策をする必要があります。
そうすれば、被害は大きく減らすことができるはずです。
そして、『日本は災害列島』、『日本は災害大国』という言葉は死語にしませんか?
一人ひとりが本気を出し、「災害」の被害を減らすために、防災対策に取り組んでほしいな、と改めて思います。
私も頑張らねば・・・!
ジョージ防災研究所代表 防災アドバイザー 小野修平
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