「防災は社会を明るくする!」
 ”災害”は、生活の全てに影響を及ぼします。
 ”防災”は、それらの影響を防ぎ、軽減するために行う営みです。
 つまり、”防災”は、生活の全てに対して行います。
 発想を変えれば、”防災”は生活の全てを豊かに、そして、明るくするチャンスを持っているということです。

2016年11月16日水曜日

日本は災害列島なのか?



皆様、こんばんは。
防災アドバイザーの小野修平です。


マンション自治会から、防災コンサルタントの依頼があった関係で、インプットのために、マンションにおける防災対策の本を読み直しているんですが……


その本の「はじめに」の冒頭に、『日本は災害列島』というタイトルが付けられ、我が国は世界と比較して、地震が多いということが書かれていました。


たしかに日本は世界と比べて地震が多いのは確かなので、話の内容については問題ないのですが、『日本は災害列島』というタイトルに対して、疑問というか、何とも言えない感情を抱きます。


この言葉は、防災の書籍やマニュアル、リーフレットなどを読んでみると、よく書かれていますね。


でも、もちろん地震や火山噴火は「自然現象」なので防ぐことはできませんが、それに伴って発生する「災害」は備えをしていれば、ある程度は防げます。


しかし、日本は社会が急速に発展してきた中で、防災対策が追い付いていないのが現状です。
過去の災害で教訓が得られているのにも関わらず、それが他の地域に波及していかないんです。
だから、同じような被害がまたどこかで起きてしまうのでしょう。


そう考えれば、確かに日本は『災害列島』なのかもしれません。


しかし、教訓はたくさん得られているのですから、それを色んな地域で生かし、これまで以上に本気を出して防災対策をする必要があります。


そうすれば、被害は大きく減らすことができるはずです。


そして、『日本は災害列島』、『日本は災害大国』という言葉は死語にしませんか?


一人ひとりが本気を出し、「災害」の被害を減らすために、防災対策に取り組んでほしいな、と改めて思います。


私も頑張らねば・・・!


ジョージ防災研究所代表 防災アドバイザー 小野修平

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