講座報告です。
本日は、西東京市社会福祉協議会の西東京ボランティア・市民活動センター主催「災害ボランティア養成講習会」において、講師を務めました。
昨年度までは5回コースだったものを、今年から「災害ボランティアセンタースタッフ養成講習会(4回)」と「災害ボランティア養成講習会(1回)」に分けたものですが、なんと24名の御参加がありました。しかも、下は6名の高校生から、上は70代の方まで幅広い年代からの参加でした。
そもそも、このような講座に参加する方々なので、「平常時でも、災害時でも、自分ができることがあれば何かしたい!」という方が多いでしょから、私からは、
”みんなで災害を乗り越えよう、とは言いながらも、実際にはお年寄りや障害をお持ちの方、妊婦さんや赤ちゃん、日本語のわからない外国人など、いわゆる「要配慮者」と呼ばれる方々が様々な支援の網目からこぼれ落ちてゆき、元気な方やSOSの声を上げられる方に支援が偏る”
という現実をお伝えしました。その上で、
”平常時も災害時も、何らかの形で災害ボランティアに関わる際、上がってくるニーズだけでなく、ニーズを上げられずにいる方々のことにも目を向けてほしい”
というお話もさせていただきました。その一環として、「要配慮者にはどんな方がいますか?」ということと、「その要配慮者がどんなことで困りますか?」ということを考えるグループワークをしました。
進行の都合上、後半のグループワークは若干消化不良になってしまいまして、次回は内容を大幅に改善することになりそうですが、配慮を必要とする方々をピックアップするグループワークでは幅広い視点から意見が出ておりました。
西東京市では普段からも、避難所となる公立小中学校に設置されている避難所運営協議会にて取り組みがされていたり、市内唯一の災害ボランティアグループ「西東京レスキューバード」による取り組みなど、災害に備えて様々な活動が展開されております。
しかし、その取り組みも人手不足で、西東京市で災害が起きた時に、誰も取り残されることなく災害を乗り越えるためには、まだまだ人手も足りませんし、多くの市民への啓発活動も必要です。
引き続き、災害に対して活躍できる人材を一人でも多く育てていけるよう、頑張っていきたいと思います!!
ジョージ防災研究所代表 防災アドバイザー 小野修平
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