というわけで、今回は2回連続講座として、災害時に誰も取り残さないまちづくりのきっかけとなることを目指し、講座を実施しました。
しかし、残念なことに、西東京市の公民館では年々防災講座への参加者数が低くなっていることを感じるそうです。私も感じます。
公民館ではあらゆるテーマや内容で仕掛けをしていますが、東日本大震災の発生から6年、熊本地震の発生から約1年が経ち、防災意識が下がってきていることを表しているのだと思います。
その中でも、自治会活動に生かそうという参加者や、1回目の講座の後に講座で初めて知り合った人たちでランチをしたり、早速講座後に防災グッズをそろえ始めた方もいました。小さな講座であっても、その中からそういった嬉しい出来事があると遣り甲斐を感じます。
ですので、私個人としては大きなアクションを仕掛けなければと思いつつ、このように少しずつ小さな取り組みも継続していかなければと感じます。
また、残念ながら西東京市で大災害が起きれば、間違いなく要配慮者を中心に、多くの人が当たり前の支援すら受けられず、支援の網目からこぼれ落ちていくことが目に見えています。
そして、それを支援する立場の人達も疲弊し、相当大変な復旧復興を辿ることになるだろうと危機感を抱きます。
ですが、今回実施した避難所運営ゲームやまち歩きというのは、必ず防災意識を向上させるためのキッカケの一つになると信じています。それは、この講座をやりながら、改めて実感しました。
今後も地道ではありますが、西東京市を中心にこういった取り組みをあちこちの地域で仕掛け、一人でも多くの人に防災へ関心を持ってもらい、防災の担い手を増やしていかなければと思います。
ぜひ、5人とか10人とかでもいいので、「うちの地域で防災に関心を持たせるきっかけづくりをやりたい!」という方がいらっしゃったらお手伝いしますので、お気軽にお声掛けいただければと思います。
私も頑張ります!!
ジョージ防災研究所 代表 小野修平
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