「防災は社会を明るくする!」
 ”災害”は、生活の全てに影響を及ぼします。
 ”防災”は、それらの影響を防ぎ、軽減するために行う営みです。
 つまり、”防災”は、生活の全てに対して行います。
 発想を変えれば、”防災”は生活の全てを豊かに、そして、明るくするチャンスを持っているということです。

2016年7月14日木曜日

熊本地震の発生から今日で3ヶ月。



こんにちは。防災アドバイザーの小野です。


4月14日に発生した熊本地震の前震から、
今日で3ヶ月が経ちました。


まずは、お亡くなりになられた方に御冥福を御祈り
するとともに、皆様に御見舞い申し上げます。


昨日の報道によると、未だに5000人近くの方が
避難所での生活をされております。


「5000人を下回った」という書き方での報道でしたが、
確かに、把握されているだけで18万人以上の方が
避難生活を送られていたのに比べれば激減している一方、
3ヶ月も経って、「まだ5000人」というのが私の本心です。


私も5月、6月とそれぞれ1週間ずつ、避難所の支援や
障害者への支援を中心に活動させていただき、その中で
知り合った方も、まだ何人も避難所で生活をされています。


ここのところ、東京で生活をしていると、通常の報道では
熊本地震の内容がほとんど見られない現状ですが、
継続的に情報収集する中では、まだまだ支援が必要です。


次は8月末に5日間ほど、訪問する予定ですが、
引き続き、熊本・大分には全国からの支援を期待します。


それと並行し、熊本・大分以外の場所でも、防災対策を
どんどん進めていかなければなりません。


熊本地震発生後すぐの休日に、ホームセンターに
行ってみたところ、非常食・水・ポリタンク・簡易トイレの棚が
見事に空っぽでした。つまり、備えをしておらず、
危機感を持った人が慌てて買ったんでしょうね。






でも、毎回の災害で得られた教訓を調べてみると、
だいたい一緒なんです。


つまり、同じような問題が毎回起こっているということ。


なぜ、そのようなことが起こるのかというと、
今普及している「防災対策」が、人々のライフスタイルに
全く合っていないから。



教訓だけ得られても、それを実践する「方法」を
普及させなければ、長続きしない。



長続きしないから、結局は同じような問題を繰り返すし、
今回、東京でも慌てて物を買い漁る人が出てくるんだと
思います。


明日15日は、ある小学校のPTA主催で、ちょうど
食事の備えについての講演会を依頼されているので、
精一杯、お話してこようと思います!


そして、1日も早い熊本・大分の復興を御祈りしています。


防災アドバイザー 小野修平

0 件のコメント:

コメントを投稿