「防災は社会を明るくする!」
 ”災害”は、生活の全てに影響を及ぼします。
 ”防災”は、それらの影響を防ぎ、軽減するために行う営みです。
 つまり、”防災”は、生活の全てに対して行います。
 発想を変えれば、”防災”は生活の全てを豊かに、そして、明るくするチャンスを持っているということです。

2016年5月7日土曜日

益城町及び熊本市の被害状況(5月7日視察)



防災アドバイザーの小野です。


本日は、久留米駅から始発の新幹線に乗り、
熊本市と益城町の被害状況を調査しました。


1日でも多く、現地の方々に寄り添った支援を
やりたいところですが、報道ではわからない部分も
あるため、今日は丸一日、調査をさせていただきました。
大変な中、お話させていただいた方々、ありがとう
ございました。


もちろん、全ての住宅は見られていないうえ、
被害は様々ですが、熊本市は瓦が落ちるなどの被害が
目立ちました。


そして、益城町はさらに悲惨でした。
どちらかと言うと、益城町役場の南側で
倒壊した建物が多くあったようです。


益城町中心部までお世話になったタクシー運転手によると、
前震(4月14日21:26)の翌日15日に走った時は、
一部土砂崩れで通れない道があったそうですが、
倒壊した建物もそれほど無かったそうです。
それが、本震(4月16日01時25分)で街並みが
一気に変わったそうです。傾向的には古そうな住宅や
瓦屋根の住宅での被害が大きかったのですが、
新しい住宅でも被害があるお宅もあれば、
ほぼ無傷の家もありました。


また、壊れた家具などの仮置き場となっている
小学校の校庭も視察させていただき、担当者に
お話を聞きましたが、現在は家屋は比較的無事で、
壊れた家具などを持ち込む人が中心だそうです。
また、解体業者の持ち込みはできず、個人で
持ち込んだもののみを受け入れているそうです。


お隣の熊本市では災害ごみへの対応が追い付かず、
ゴールデンウィーク前は熊本市から持ち込む方も
多くいたようで、連休に入ってからは、住所を
確認しているようです。また、水、木、土、日に
限定しての受け入れとなっているようです。


災害ごみは行政の責務ですし、自治体ごとに
差が出ないよう、市町村連携や都道府県、国の
支援が必要だと改めて感じました。


他にも、バス停で女性3人から伺った話ですが、
毎日続く余震で、怖い夢を見るそうです。
今日は久しぶりに熊本市街に出掛ける気分に
なったので、バスに乗って出掛けるという方もいました。


徒歩で10km近く歩いたので、今日はゆっくり休み、
明日は熊本市ボランティアセンターに登録し、
ボランティアをやる予定です。また更新します。

                                            防災アドバイザー  小野修平

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