「防災は社会を明るくする!」
 ”災害”は、生活の全てに影響を及ぼします。
 ”防災”は、それらの影響を防ぎ、軽減するために行う営みです。
 つまり、”防災”は、生活の全てに対して行います。
 発想を変えれば、”防災”は生活の全てを豊かに、そして、明るくするチャンスを持っているということです。

2016年5月5日木曜日

明日から熊本へ行きます。



こんにちは。
防災アドバイザーの小野です。


熊本県と大分県では今もなお、厳しい避難生活を
送れられている方々がたくさんおります。
心よりお見舞い申し上げます。


私は防災アドバイザーと名乗りながら、
この度の地震に対し、全力を尽くし、支援ができていないことに、
とても胸を痛めています。


起業してまだ数ヶ月の身ではありますが、
かれこれ十年以上も防災に携わってきたので、
地域性などを考えれば、どのようなものが不足し、
どのようなことで困るかということは、だいたい予想がつきました。


そんな中、先を見越して支援ができたのにも関わらず、
初動期の支援が遅れてしまったことは、私の大きな
反省です。混乱している中でも、現地になるべく負担をかけない
方法で、できる支援があったのにも関わらず、それを十分に
できていないのはまだまだ未熟な証拠であります。


ところで、明日5月6日(金)より、6泊7日の日程で、
熊本県を訪問させていただく予定です。


今回の訪問の目的は、
1)被害状況を自分の目でしっかりと確かめる
2)ボランティア(避難所運営支援、家屋・家具等の片付けなど)
3)心のケア
4)中長期的視点での支援先探し
です。


1)については、報道から被害の大きかった部分はわかりますが、
自分の目で、目に見える被害だけでなく、目に見えない被害なども
確認できればと思います。


2)については、GW期間中はボランティアの人手も足りていると
思うので、週明けの状況を見て、行いたいと思います。


3)については、今日で最初の地震から3週間が経ちますが、
だいたいこの時期から、大人を中心に心身への影響が
多く出る頃だと思います。(※あくまでも傾向があるということで、
全ての人がこの時期から心身の不調を訴えるわけでは
ありませんが、増加するのは確実かと思います。)
行政を介して、精神科医や保健師、看護師、臨床心理士などの
チームが全国から支援に入っているところですが、全てを
賄えないでしょうし、そういった支援も行えたらと思います。
外部からの支援も必要ですが、心のケアは家族や身近な人どうしの
関わりが大切です。そういった視点も持ちながら、ケアに携わってきたいと
思います。


4)については、支援は数年単位で行っていく必要があるので、
中長期的視点で支援をさせていただく先も探せればと思います。
特に、子供や高齢者、障害者などの中長期的支援を続けたいと
考えているので、過去の災害を教訓に、これから必要になるであろう
中長期的支援を見越して、関わり先を探せればと思います。


そして、大原則は、現地の方に迷惑をかけないこと。


宿泊も、福岡県の久留米に宿を取りました。
そこから、毎朝、毎晩、新幹線で往復します。
熊本は車社会なので、今も渋滞が酷いようですし、
レンタカーでの移動は避け、電車・市電・バスでの移動を
徹底したいと思います。もちろん、食事も全部自分で賄います。


向こうでの行動に集中したいので、リアルタイムでブログや
Twitter、Facebookを更新できるかわかりませんが、
マスコミが報道できていない部分で、皆様にお伝えすべき
内容は、発信できればと思います。


新聞で、「先が見えない」という現地の方の声がありましたが、
そういった方に少しでも寄り添い、支援ができればと考えます。


                               小野 修平



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