「防災は社会を明るくする!」
 ”災害”は、生活の全てに影響を及ぼします。
 ”防災”は、それらの影響を防ぎ、軽減するために行う営みです。
 つまり、”防災”は、生活の全てに対して行います。
 発想を変えれば、”防災”は生活の全てを豊かに、そして、明るくするチャンスを持っているということです。

2016年5月9日月曜日

[5月9日]避難所運営支援【熊本地震】



こんばんは。
防災アドバイザーの小野です。


本日は昨日に引き続き、熊本市の拠点避難所にて
避難所運営の支援を行いました。


今日の支援で最も大きかったものは、避難者名簿の
様式を作成することです。

と言うのも、一覧の名簿はもともとあるのですが、
各部屋の見取り図と避難者の一覧、配慮事項等の情報が
一つになっていなかったので、原紙だけ作成しました。
実際に情報を書き込むのは、職員がやるべきなので、
そこまでの作業で支援をさせていただきました。


昨日、今日と、避難所本部の行政職員や24時間常駐の
看護師チーム、行政の各担当課、外部支援チームが
それぞれ一覧の名簿をもとに巡回を行い、同じような
聞き取りを何度も行っている状況だったので、早期に
様々な情報を集約した名簿が必要だと思いました。


同じことを何度も聞かれる方は苦痛ですし、最低限
必要な情報は関係者が把握できないとベストな支援が
できないので、今日の夕方にはそれで周知ができて
良かったと思います。


ところで、今日の活動中、外部支援を行っている同志二人が
避難所環境の視察に来られ、案内をしました。私がまだ
気付いていない点などもご指摘いただいたので、
残り二日間の支援に生かしたいと思います。


また、私のところに朝日新聞さんの記者が来られ、
避難所運営を支援しているボランティアとして
取材を受けました。そこでも改めて言いましたが、
避難者の体調面はもちろん、行政職員の疲弊も
かなり心配です。


私が見ているかぎりで、30時間を超えて仕事をしている方もいて、
今後、行政にしかできない復旧復興活動がある中で
行政の職員が崩壊してしまったら、住民に必要な支援が
行き届かず、共倒れする可能性もあるでしょう。


今日は私自身、12時間の活動で疲れているので、この記事も
この辺で終わりにしますが、残り二日間の支援では、私にしか
できない支援で、避難者と行政職員両方を支えたいと思います。


明日も頑張ります。


                                                               防災アドバイザー  小野修平



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