こんばんは。
防災アドバイザーの小野修平です。
本日は、熊本市ボランティアセンターに登録をし、
今日から拠点避難所となる施設の開設を支援してきました。
と言うのも、小中学校を避難所として運営し続けると、
いつまでも学校が再開できないため、熊本市では
「拠点避難所」として、避難所を集約する方針を出しました。
そして、週明けから順次、学校を再開させたい考えだそうです。
私が本日伺った拠点避難所は、これまで避難所としては
使われていない施設であり、違う施設からの受け入れから
作業が始まりました。既に段ボールでパーテーションは
作られており、それぞれ移動されてくる方々の受付をし、
それぞれのパーテーションまでご案内しました。
懸念していることとして、まずは高齢の女性が多いことです。
元気な方が多ければ避難所運営の役割分担ができますが、
ほとんどを行政職員が担わないといけない状況がありました。
この状況で最も恐ろしいのが、震災関連死。
そこまでならなくても、持病の悪化や生活不活発病の発症、
精神疾患が心配されます。足が不自由な方も多くおり、
決して良い状況とは言えませんでした。
もう一つ、今日の現状で懸念していることは、
行政職員への負担です。今回対応する職員さんと
今日1日作業をしましたが、行政職員の負担が
大きすぎるように感じます。夕方になって、分厚いマニュアルと
様式集が届きましたが、実際読む暇がないくらいです。
お昼時点でそういった様式が用意されていなかったので、
すぐに必要な様式は手書きで2種類用意させていただきました。
個別の避難所を支援するのはもちろん、行政中枢への支援も
行いたいくらいですが、さすがにそれはお節介なので、止めておきます…
私は避難所運営はもちろん、災害時の心のケアや高齢者等への支援も
専門分野として持っていますので、今日支援した避難所に対し、
第一弾として滞在できる残り3日間は、ボラセンを介さず、
直接支援に向かうことにさせていただきました。
今回はたった3日間ですが、それから数日、数週間、数ヶ月を
何とか乗り越えることができるよう、責任者と共に避難所づくりを
進めたいと考えます。
私の力は微々たるものですが、今日支援した施設への避難者はもちろん、
運営を行っている行政職員を守るため、支援を行いたいと思います。
絶対にそこの避難所から死者はもちろん、ノロウイルスなどの感染症、
持病の悪化や精神疾患などを出さないよう、できるかぎりのことをします。
ジョージ防災研究所 小野修平
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