こんばんは。防災アドバイザーの小野です。
今日は福岡県久留米市に来ています。
いよいよ、明日より熊本に入る予定です。
熊本県内で営業再開をしたホテルもありますが、
全国からのボランティアや片付けに来る親戚の方々に
1部屋でも多く使ってもらいたいので、私は少し離れた
久留米市から毎日往復します。
今日は、熊本市の災害ボランティアセンターに支援に行き、
丁度今日戻ってきたという方とお話することができ、
現状を伺うことができました。
ゴールデンウィーク中は熊本市と西原村は制限を設けず、
それ以外の市町村では市町村内か県内、九州限定という形で
ボランティアを受け入れております。
熊本市は連日、ニーズがないわけではありませんが、
現状で対応できる案件に必要な人数を超えたボランティアが
全国から駆けつけており、うまくマッチングができて
いないようです。
また、大人は片付けなどに専念していくために、
避難所での子供の遊び相手を希望するところもあるようですが、
そういったニーズに対応できる人材をうまく送り込めず、
結局、運営ボランティアを担う県内の大学生を送り込む
という状況だそうです。
この運営ボランティアというのは、災害ボランティアセンターの
運営を支援するボランティアのことで、連休で休みである地元の
大学生をはじめ、全国から応援で駆けつけている社会福祉協議会の
職員が運営を行っています。
(※災害ボランティアセンターは社協が立ち上げます。)
しかし、大学生も連休が明ければ学業もありますし、
もちろん完璧にはできませんが、ボランティアさんの得意分野も
生かしたマッチングへと繋いでいけるようになることを願います。
私は避難所運営にも携わっていますし、教育学部を卒業し、
元々は教員を目指していた身でもあるので、子供相手のニーズが
避難所で上がっているならば、是非支援したいところです。
一部報道で、子供への心身への影響が目立ち始めたという記事が
出ております。災害への恐怖に対するサポートを「トラウマケア」と
言いますが、大人も子供も必ず必要です。
災害体験をすると、誰しもが心身への影響を経験し、正常な反応だと
言われています。一方、来週から本格的に学校が再開され、少しずつ
元の生活リズムに戻っていきますが、一方で、学校が再開され始めると、
子供は平気な振りを装ったりする場合もあります。
「頑張ってるね」と無意識に魔法にでもかけられた状態になり、
周りの大人もいっぱいいっぱいの中、子供のSOSに気づかないなんて
ことも、あちこちで起こる可能性があります。
しばらくは、散らかった家屋や家具の片付けボランティアが中心ですが、
遊びボランティアだったり、傾聴ボランティアも行われることを
期待しています。傾聴ボランティアは、子供よりも大人に必要かもしれません。
ひとまず、明日はいきなりボランティアに入らず、被害調査を中心に、
今回(第1弾)の支援で行う内容はもちろん、数年単位で行う中長期的支援の
内容も検討したいと思います。
なお、もしこの記事を現地の方や支援を行っている方でご覧になり、
何か私にできる支援があればお気軽にご連絡ください。
以下のサブアドレスに連絡していただくか、TwitterのDMを
送っていただければ、連絡させていただきます。
【メールアドレス】
jyoji.bousai.labo@gmail.com
【Twitter】
@jyojibousailabo
防災アドバイザー 小野修平
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