こんにちは。
防災アドバイザーの小野修平です。
連日、ブログやtwitter等でお知らせしていたとおり、
7日間の日程で、熊本への支援を行っておりました。
今は、東京へ戻る新幹線の中です。
今回、発災から3週間が経った時点で支援に入るにあたり、
どのような支援をするのか、かなり悩みました。
GWの後半から熊本に入ったため、最も被害のあった益城町には
東京に住む私はボランティアに入れなかったため、今回は
熊本市を重点的な支援先にしました。(熊本市は連休中も
全国からのボランティアを受け入れていました。)
避難所の多くは学校に設置される場合が多いですが、
徐々に集約しなければ、学校の再開はできませんし、復旧復興も
遅れてしまいます。
熊本市では避難所の集約に向け、現時点で22箇所の拠点避難所を設け、
避難所の生活環境を向上させつつ、対応を進めています。そして、
ちょうど私が支援を本格的に開始しようとした日に開設される
拠点避難所があり、おそらくそこが一番混乱するであろうと予想しました。
これからの時期は、発災時のトラウマや避難生活のストレスにより、
心身の不調を訴える方が増え始める時期でもあります。
その中での避難所移動というのは、さらに大きな負担をかけます。
また、行政も避難所運営に加え、通常業務の再開が行われはじめ、
心身ともに、これまで以上の負担がのしかかると考えられます。
本当は、いくつもの避難所を見たいところではありましたが、
そういった支援をする団体さんや支援チームはたくさんいるので、
あえて、一箇所に絞り、避難所運営の支援をしました。
今回支援した避難所の担当の方々は、本当にいい人達で、
怪しい外部の人間なのにも関わらず、本部に混ぜていただき、
共に避難所運営に関われたことは大変嬉しく思います。
そして、避難者の方々からも、こんな大変な時にも関わらず、
「帰らないで」「また来てね」「気を付けてね」と声をかけていただき、
今回の支援方法を選んで、本当に良かったです。職員さんも、
昨日は避難所担当ではなかったのに、わざわざ見送りのため、
忙しい合間を縫って、会いに来てくれました。
(本当に申し訳なかったので、その分、メールなどでやり取りできる
作業はいくつやらせていただきました…)
精神的に疲弊し、疲れていらっしゃる方もいましたが、
そういう方とも打ち解け、少し元気な顔も見せてくれ、
ひとまず安心して帰って来られました。
急遽熊本入りしたため、普段の仕事や地域での
ボランティア活動も中途半端になっており、
しばらく忙しいですが、目処がついたら、
今回支援した人達に会いに、また行く予定です。
今回、行く前に考えてた目的は、
1)被害状況を自分の目でしっかりと確かめる
2)ボランティア(避難所運営支援など)
3)心のケア
4)中長期的視点での支援先探し
でしたが、これは全部達成できました。
今は怒涛の一週間で、頭の中も混乱している部分もあるので、
一週間の出来事を再整理してみようと思います。
そして、これから暑い季節になります。
まだまだ避難生活が続く方が多くいらっしゃいますが、
くれぐれも助かった命を大切にしていただきたいと思います。
私も、微々たる力ではありますが、これからも熊本やいずれは
大分の方も支え続けていきたいです。
現在支援に入っている方々も、気を付けてくださいね。
防災アドバイザー 小野修平
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