「防災は社会を明るくする!」
 ”災害”は、生活の全てに影響を及ぼします。
 ”防災”は、それらの影響を防ぎ、軽減するために行う営みです。
 つまり、”防災”は、生活の全てに対して行います。
 発想を変えれば、”防災”は生活の全てを豊かに、そして、明るくするチャンスを持っているということです。

2015年12月14日月曜日

[企業防災シリーズ01]企業防災は「BCP」が全てじゃない?



こんばんは!
防災アドバイザーの小野修平です(^^)


さて、今日のテーマは、「企業防災」です。
(これからシリーズ形式で、「企業防災」の正しい理解を
してもらうための記事を執筆していく予定です)


防災活動を熱心に行っている企業に、
「どんな防災対策をしていますか?」という質問をすると、
こんな答えが返ってくることがよくあります。


「うちでは、BCPをやっているよ!」と。


この「BCP」というのは、「Business Continuity Planning」の略で
日本語では、「事業継続計画」といいます。


いや、もちろん、企業防災として、「BCP(事業継続計画)」に
力を入れていることは全く問題はないのです。


しかし、企業さんの中には、
『BCP(事業継続計画)は企業防災の一分野でしかない』
ということを知らずに、満足してしまっている場合があるのです。


それどころか、そもそも「BCP(事業継続計画)」について
正しく理解することなく、取り組んでいらっしゃる場合もあります。


ひどいケースですと、『データのバックアップ支援=BCP』という
あり得ないサービスなんかも世の中にはあったりして、
先日驚いてしまいました。


少し話がそれてしまいましたが、大事なことなので、もう一度言いますが、
『BCP(事業継続計画)は企業防災の一分野でしかない』
ということは、まず念頭に置いていただきたいです。


その上で、『企業防災』には、どういった活動があるのか、
ここで列挙したいと思います。


【企業防災の全て】
①初動対応計画
②事業継続計画(BCP)
③復旧復興計画
④施設の安全対策
⑤物資の備蓄
⑥帰宅困難者対策
⑦地域貢献
⑧防災教育(研修)
⑨防災訓練



先日、ある商工会議所の方にこれを見せたところ、
「こんなにあるのか!!」という反応をされました。


ちょっと多すぎるので、図式化してみると、


企業防災=【計画】+【整備】+【教育・訓練】



となります。


まず、【計画】には、
①初動対応計画、②事業継続計画(BCP)、
③復旧復興計画の3つがあります。


続いて、【整備】には、
④施設の安全対策、⑤物資の備蓄、
⑥帰宅困難者対策、⑦地域貢献
の4つがあります。


最後に、【教育・訓練】には、
⑧防災教育(研修)、⑨防災訓練
の2つがあります。


一つ一つは今後説明していこうと思いますが、
これを見てもらって分かる通り、
『BCP(事業継続計画)は企業防災の一分野でしかない』
ということなんです。


『データのバックアップ支援=BCP』という
BCPそのものを全く理解していない怪しいサービスはさておき、
これら9つの防災対策が全て機能しなければ会社も社員も
守ることは出来なくなります。


会社と社員を守っていくためには、BCPだけに固執せず、
これら9つを上手に回していくことが大切ですが、


これを日々の業務の合間にやるのは大変・・・


しかし、やらなければ、倒産してしまうかもしれない。


ジョージ防災研究所では、企業防災コンサルティングを
行っております。


現在、世の中には9つのうちどれかの防災対策に特化した支援は
たくさんありますが、これら9つ全てをトータルサポートする
専門家やサービスはほとんどありません!!


興味のある企業様、まずはお問い合わせを!
お問い合わせフォームは、[こちら]から。



防災アドバイザー(企業防災コンサルタント) 小野修平




0 件のコメント:

コメントを投稿