「防災は社会を明るくする!」
 ”災害”は、生活の全てに影響を及ぼします。
 ”防災”は、それらの影響を防ぎ、軽減するために行う営みです。
 つまり、”防災”は、生活の全てに対して行います。
 発想を変えれば、”防災”は生活の全てを豊かに、そして、明るくするチャンスを持っているということです。

2015年12月18日金曜日

困った…防災行政無線が聞こえない!




どうも。防災アドバイザーの小野修平です。


エルニーニョ現象の影響による暖冬ということで、
冬らしくない気温だなぁ、なんて思っていたら、
一気に寒くなって、布団から出るのが億劫ですね。


さて、今日は、「防災行政無線」のお話をしたいと思います。


「防災行政無線、って何?」という方もいるかと思いますが、
夕方になると、『子供はそろそろお家に帰りましょうね~』
ということで、音楽やチャイムが流れますよね?


あれは、ほとんどが防災行政無線のスピーカーで
流しているんです、実は。意外と身近なものなんですよね。


そして、この防災行政無線というのは、災害時に
とても重要なツールの1つでございます!


というのも、例えば、自治体からの避難情報などは
この防災行政無線から伝えられます。
(もちろん、テレビのニュース等でも伝えられます。)


しかし、この防災行政無線ってすごく厄介な代物で、
「何を言っているのかわからない!」という市民の声が
よく聞かれます。


しかも、災害時には緊急車両のサイレンがあちこちで
鳴り響いたりしますから、余計に聞こえにくくなります。
さらに、水害や土砂災害を引き起こすような大雨の場合、
その雨音でも防災行政無線の音がかき消されてしまうのです。


「おい、行政!何やってんだ!何とかして!」
こんな声が市民の方からよく聞かれますね。


しかし、ちょっとだけ行政の味方になってあげるならば、
担当者も努力はしています。


もちろん、防災行政無線のスピーカーの増設もやっていますし、
聞こえづらかった地域の方向へスピーカーの向きを変えたりも
しています。ですが、これがまさに”いたちごっこ”状態であり、
スピーカーの向きを変えれば、今まで聞こえづらかった地域では
聞きやすくなる一方で、今度は以前まで聞こえていた地域で
音声が聞きづらくなるという現象が起こっているのです。


かと言って、予算は限られているわけですから、闇雲に
スピーカーを増やすというわけにはいきません。


そこで、今日は皆さんに耳より情報をお伝えしておきますね。


それは、「防災行政無線電話自動応答サービス」というものです!
(自治体によって名称が異なります)


これは、所定の電話番号に電話をすると、防災行政無線で
流れた内容を聞くことができるサービスです。


「お住まいの自治体名+防災行政無線」で検索すれば、
(このサービスがあれば)自治体のHPに繋がるかと思います。
もしくは、直接役所へ問い合わせてみてもいいでしょう。


現在、このサービスが全国的に広がりつつあります。


そして、災害時は役所のホームページにアクセスが集中し、
そのページに辿りつけない可能性もあるので、
お住まいの市区町村にこのサービスがあるならば、
電話帳に登録しておくことをオススメします♪


貴重な税金を使い、いざという時のために整備されている
サービスですから、是非皆さんもご活用ください。


また、とても重要なことですから、もし、お住まいの地域で
この体制が整っていない場合は、役所に要望を出しても
よいでしょう。


さて、是非今すぐに検索をしてみてください。



                     防災アドバイザー 小野修平


☆twitterのフォローをよろしくお願いします。⇒ @jyojibousailabo


0 件のコメント:

コメントを投稿