「防災は社会を明るくする!」
 ”災害”は、生活の全てに影響を及ぼします。
 ”防災”は、それらの影響を防ぎ、軽減するために行う営みです。
 つまり、”防災”は、生活の全てに対して行います。
 発想を変えれば、”防災”は生活の全てを豊かに、そして、明るくするチャンスを持っているということです。

2015年12月24日木曜日

いつ天国からのお迎えが来るかわからない…



こんばんはo(^▽^)o
防災アドバイザーの小野修平です!


ジョージ防災研究所の開業まで、2週間をきり、
慌ただしい毎日ではありますが、開業をじわじわと
実感するようになってきた今日この頃でございます。


さて、今日のタイトル、ちょっと不気味でスミマセン…


実はこの言葉は、先日参加した防災講座で聞いた一言です。


※防災講座の模様は、こちらの記事でご覧ください↓↓





さて、どういう方が仰ったかと言うと、
お年は伺っておりませんが、推察するに70~80代の
男性の方でした。


グループ討議の際に一人一人自己紹介をするということで、
そのおじいさんの番になり、切り出した一言が、


「いつ天国からのお迎えが来るかわからない」


でした。


それからは、防災のみならず、地域コミュニティの希薄化や
その他の様々な問題も含め、強い不安をお持ちだということを
仰っておられました。


同じグループには、そのおじいさんと同じような年代の方が
他にも数名いらっしゃいましたが、おじいさんの発言に続き、
他の方々も不安な気持ちを語っておられました。


いざという時に、どのように行動すれば良いのか、
また、誰が助けてくれるのか、といった不安が
あるとのことでした。


よく年配の方からこういう類いの話は聞く機会がありますが、
何度聞いても、何とも言い難い気持ちになりますね…


しかし、行政に全てを任せるわけにはいかないですし、
まずは出来ることを自分達でやってもらわなければならず、
さらに地域の支え合いを充実する必要があります。


しかし、その解決方法を見出している方が少ないのが実情です。


私は、このような住民の悩みを、地域で防災ワークショップを
開催することによって、解決したいと改めて感じました。


単に、講演を聞いたり、ちょっとしたゲームを体験したり、
というワークショップではなく、最終的には住民が立ち上がり、
行政も巻き込むことができるプログラムを構築中です。


従来の地域防災は、講演会や消防署の出前訓練が主流です。


しかし、知識や技能を身につけるだけでは駄目だと思います。


先程ご紹介したおじいさんの発言にもあるとおり、
皆さん、多くの悩みを抱えている状況で、
知識や技能重視の防災では成り立たないと感じます。


一人一人の内側にある主体性を引き出すことが重要です!


防災でこの手の視点を生かした手法は解決されておりませんが、
他の分野では先進的事例が存在しているので、
そちらを参考に、プログラム化したいと思います。


そろそろプログラムが完成しそうなので、実践できる地域探しを
始めていかなければですね。


これから実践を重ねながら、プログラムをより良いものに
していきつつ、皆さんにもご紹介していければと考えています!


                      防災アドバイザー  小野修平


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